自転車活用推進研究会


定例研究会〈自転車活用研究会〉

2018年10月12日(金)


緊急特別国際セミナー

「デンマークの自転車文化と子どものための自転車教育」
Danish Cycle Culture and Cycle Education for Children

世界最先端といわれるデンマークの幼児・児童への交通教育、2016年に行われた講演指導以来、日本各地で実践するグループが登場しています。どんどん進化していく教育ノウハウを学ぶ貴重なチャンスです。地域の自転車教育の展開を考えている自治体、市民団体の担当者にはぜひご参加いただきたい特別国際セミナー(通訳あり)です。

■講師からのメッセージ

将来の自転車文化を創造するためにどのような種をまくことができますか? それはすべて子どもたちから始まります。デンマークでは、幼稚園の早い段階から練習が始まります。3歳以上の子どもは、ペダルなし自転車でサイクリングゲームを行い、遊びから学習します。コペンハーゲンのHylet幼稚園で開発されたサイクリングゲームをコペンハーゲン市内の幼稚園に展開した結果、子どもたちが情熱的なサイクリストになるということが分かりました。幼児期以降も6〜12歳を対象に学校で実施される自転車交通教育(1940年以来実施)があり、学校カリキュラムに統合されており、試験も実施されています。最終的には、12歳の時に子どもたちが一人で実際の交通の中で自転車に乗れることを目指しています。これらの活動を実施するために、デンマークの道路安全評議会が中心となって、教材のオンライン化、試験のオンライン化を進めており、交通教育を手助けしています。講演では、これらの子どものための自転車教育を中心にデンマークの経験をお話ししたいと思います。

■参考映像
講師
ロッテ・ベック(Lotte Bech)さん
 建築家、都市プランナー。現在、都市計画コンサルタント所属。デンマーク自転車大使館とデンマーク自転車連盟の国際委員会メンバー。コペンハーゲン市交通局において、世界最高の自転車の街を目指して、自転車・文化を創造するプロジェクト・マネジャーとして12年間勤務。国際会議、ワークショップおよび都市計画のチームを自転車の切り口で解決策の支援を行うことで、デンマークおよび他の国からの都市計画の経験を共有。コロンビア、チリ、メキシコ、ペルー、ブラジル、台湾、日本でのサイクリングゲームのイベント、ワークショップ、講義を行い、子どものためのサイクリング教育に関するデンマークの経験を世界中に伝えている。
日時
2018年10月12日(金)18:00〜20:00
場所
ライフ・クリエーション・スペース OVE南青山
東京都港区南青山3-4-8 KDXレジデンス南青山 1F
地下鉄「外苑前」駅1a出口から、青山通りを渋谷方面へ。南青山三丁目交差点を左折し、直進。最初の信号のある交差点を右へ(角のSKI SHOP JIROが目印)。坂の途中、青山迎賓館の向かい。約600メートル・徒歩約8分。
会費
自活研会員500円(非会員1000円)
閉会後の懇親会
そのままOVEで行います。お申し込みの際「懇親会に参加する」を選び、参加費1000円を会場入り口で開会前にお支払いください。