わたしたち自転車活用推進研究会は、自転車を有効で安全な交通手段として機能させるための、総合的な政策の確立を目指しています。
2020年6月3日、国連世界自転車デーに合わせ、自転車活用推進研究会は自転車利用を応援するための宣言を発表します。
On this World Bicycle Day, we at the Bicycle Usage Promotion Study Group would like to make a statement to express our support for cycling in these post-pandemic days.
新年度最初のテーマは「自転車通勤」。ツーキニストになろうという内容ではなく、自転車通勤に関する制度や留意すべきポイントなど、企業サイドからの視点も含め長年研究してきた松浦是さんに聞きます。自活研メンバーとしてこのテーマに取り組み、その成果は月刊パーキングプレスの自活研ページ最多登場として発表されているほか、自転車活用推進官民連携協議会発行「自転車通勤導入に関する手引き」にも活かされています。自転車通勤を認めるかどうか悩んでいる企業や自治体の担当者必見。
京都市・堺市で支持される幼稚園や中学・高校を中心とした新たな自転車教室とは何か? これまで培ってきた実践者が核心をひもとき、始めるための手法を伝授、課題も提起しながら研究会で共有します。自治体の自転車活用推進計画では従来の「自転車安全教育」に一石を投じる形で他の自治体に拡大を見せている(自治体の担当者必見)。
エコな乗り物である自転車で、地域の歴史や背景等に触れながら、その魅力やストーリーを気軽に楽しむことのできる「散走(さんそう)」は、人や地球にやさしい暮らしにも通じていると考え、2017年からOVEが大学生対象に実施してきた「散走」企画コンテスト。
本年より「散走」の輪を全国に拡げ、より幅広い形で発展させていこうと、NPO法人自転車活用推進研究会が主催となり、自転車活用推進官民連携協議会にご後援をいただき実施いたしました。
今年はコロナ禍の中ではありますが、北海道から沖縄まで全国から9チームの皆さまに企画立案いただき、どのチームも素晴らしいアイデアや様々な視点で持続可能な社会につながる企画が集まりました。散走プロジェクト実行委員会メンバーで審査した結果、このたび大賞1チーム・特別賞2チームを選出いたしましたので、ここに発表いたします。
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生中継を含め動画はYouTube「自転車活用推進研究会」チャンネルからご覧になれます。Googleアカウントをお持ちの方、Gmailをお使いの方は、チャンネル登録をされると便利です。下のボタンをクリック/タップすると簡単に登録できます。
自転車ヘルメット委員会ではこのたび自転車ヘルメットの着用状況や意識についての全国実態調査を実施しました。着用することにより自転車乗車中の死亡・重傷事故を減らすことのできるヘルメットですが、最近は多くの子どもが着用している一方、中学生以上大人での着用はごく一部にとどまっています。昨年433人が自転車乗車中の事故で亡くなり、そのほとんどはヘルメットをかぶっていませんでした(2019年警察庁データ)。
これまで都道府県別や性別年代別の着用率データが公表されたことはおそらくないと推察されるため、これを把握し公表することによりいろいろな場での議論を促し、少しでも多くの人がヘルメットを使って、死亡・重傷事故が減ることを願っています。コロナ禍の影響もあり、世界的に自転車活用が進められています。日本でも健康や環境を考え、3密を避けたいと思う人たちが、新たに自転車に乗り始めたり、従来以上に乗る回数や距離を増やしたりする傾向が出てきました。だからこそ、安全運転を徹底し、万一の場合に生命を守り、医療機関への負担を増やさないためにも、あらためてヘルメット着用の大切さを啓発する良いタイミングであると考えます。
自転車活用推進研究会は、この調査を後援しています。
Cycling Embassy of Japanと自転車活用推進研究会は、オンライン署名キャンペーン「自転車レーンをつくって「密」と事故を防ごう!」を展開しています。両団体は2020年7月20日、国土交通省 自転車活用推進本部と東京都都市整備局・建設局に要望書を提出しました。皆さまのご支援に深く感謝申し上げます。
《子どものための自転車遊びマニュアル》日本語版を公開します。デンマークサイクリスト連盟発行の「20 CYKELLEGE」和訳版ができました。遊びながら自転車の運転と安全のスキルを身に付けることができる自転車教室のための手引書です。手引書だけでは実際の運用はわかりにくいので、実施をお考えの方は事務局まで気軽にメールください。
『津波から自転車で逃げられるか』は、NPO自転車活用推進研究会・理事であり「自転車ツーキニスト」として知られる疋田智氏による東京大学大学院都市工学専攻都市持続再生学コース2018年修士論文を、電子ブックとして編集したものです。論文本文はA4用紙125ページに及ぶ大部なので、その梗概を原著としました。論文の原題は「津波被害減災のための電動アシスト自転車活用可能性の研究—日南市油津地区におけるMASモデル分析を中心に—」です。
自転車活用推進研究会では、著者の同意を得て論文を縦書きに編集し、1人でも多くの読者に、自転車の活用、特に欧州標準の電動アシスト自転車の活用が、津波などの災害時に人命を救う高い能力を潜在させていることを理解していただき、やがて大きな民の声となって、本来の性能を発揮できる自転車活用環境を実現できるよう祈りを込めて提供する次第です。
なお、著者のご厚意により購読料300円のうち印税部分はNPO自転車活用推進研究会の事業収入として計上されます。
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