「オランダの自転車とクルマの共存道路」
日本では、自転車は車道通行が「大原則」であるとして、とりわけ「車道混在」と呼ばれる自転車走行空間が広範に整備されつつあります。しかし、これは道路脇に矢羽根とピクトを描いただけであり、多くの自転車利用者は怖くて依然として歩道を走り続けています。一方でオランダでは、2000年以降「フィーツストラート」(直訳は自転車通り)と呼ばれる、やはり車道混在型の自転車走行空間が、交通量の多い自転車の幹線ルートに整備されつつあります。既存の自転車レーンや自転車道をフィーツストラートに転換する例も見られます。一体フィーツストラートとは、どのような自転車走行空間なのか、どのようにして自転車とクルマを安全に混在させているのかを、最近の写真やビデオを交えて説明し、また日本での適用可能性について話し合いたいと思います。
- 講師
- 坪原 紳二(つぼはら・しんじ)さん
- 跡見学園女子大学 まちづくり学科 教授。東京大学工学部都市工学科卒業。同工学系研究科都市工学専攻修士課程修了。神戸大学自然科学研究科環境科学専攻博士課程修了。国立フローニンゲン大学空間科学部博士課程修了。熊本県立大学助教授を経て、跡見学園女子大学へ。共著に『都市経営時代のアーバンデザイン』(学芸出版社)、単著論文に「オランダにおけるフィーツストラートの整備動向と設計指針」(日本都市計画学会都市計画論文集)など。
- 日時
- 2025年8月29日(金)18:30〜20:30(予定)
- 場所
- 自活研ZOOM会議室
- 参加登録者に会議室のURLとパスワードを前日までにお送りします。
- 会費
- 3000円(会員無料)
- 定員
- 100名(参加費は事前支払いです。入会すれば無料。会員も事前登録が必要です)
- ※PC,タブレット、スマホからアクセス可能、通信料などは自己負担です。
- 締め切り
- 8月27日正午